日本のお正月の定番「お雑煮」。
これを食べると改めて「年が明けたなぁ」と実感しますし、あつあつのお汁とお餅で体も温まります。
お雑煮は地域や家庭によって味付けや具材、調理方法が違います。
今回は私が住んでいる名古屋のお雑煮について調べてみました。
名古屋のイメージといえば…
赤だし(赤味噌)→お雑煮にもやっぱり赤味噌?こってり味?
派手好き→具材も豪華?
こんな感じでしょうか?
実際はどうなのか、ご紹介したいと思います。
名古屋のお雑煮の特徴は?
名古屋風 お雑煮とは…
・角餅(焼かない)
・小松菜など
・削り節
実はこんなにシンプルでした!
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写真で見ると上品で良い感じです♪
しかし、シンプル…というよりは質素?とも思えるかもしれません。
なぜこんなに質素なのかというと…
理由は諸説あります。
吉宗説
江戸時代に尾張藩主の徳川宗春が、豪華な食事を将軍・徳川吉宗から叱られたのがきっかけだという説。
(やはり元々は派手だったんですね。笑)
※尾張藩は現在の名古屋市に当たります
家康説
徳川家康から続く「質素倹約」の教えが受け継がれているという説。
これだとなぜ名古屋だけ?とはなりますが、基本的に名古屋の人は「倹約家」というイメージがあるようなので、それが影響しているのかもしれません。
「名を上げる」説
菜を名と掛け、餅と一緒に「名(名前)を(もち)上げる」、つまり出世のゲン担ぎであるという説。
言われてみれば納得、ですが歴史的な記録や証拠はないそうです。
名古屋のお雑煮に味噌を使わないのはなぜ?
なぜ使わないかと調べてみましたが、その答えは見つからず…
もしかして赤味噌と餅が合わないのか?とも思いましたが、伝統的な味とは違いますが、赤味噌を使ったレシピもたくさん出てきました。
濃い味の赤味噌と餅とがマッチして美味しいとのことです!
焼かずに餅を煮るとどろっとしてしまうので、パリっと焼いた餅を最後に入れると良さそうです♪
名古屋のお雑煮の具材 餅菜ってなに?
名古屋風 お雑煮のレシピを検索するとよく出てくる具材の名前
「餅菜(もち菜)」
正月菜(しょうがつな)とも呼ばれ、古くから尾張地域で作られていたお野菜です。
見た目も味も小松菜にかなり似ていますが、厳密に分類すると小松菜と比べて葉の色は淡く、食感は柔らかいそうです。
残念ながら現在は市場に流通しておらず、小松菜を餅菜と呼びことも多いそうです。
なのでもしレシピに餅菜と書いてあったら、小松菜を用意すれば良いということですね。
最後に
名古屋のイメージと違い、意外とシンプルな名古屋風のお雑煮。
作る側としては簡単で助かりますね。笑
シンプルなだけあってお餅そのものの味がしっかり味わえるので、他の地方にお住いの方でもお餅好きならぜひ試してみてください。
地域や家庭によって違うお雑煮。
他の地域のお雑煮も気になってきましたね。
また別の機会に調べてみたいと思います♪