出会いを求めてシェアハウスに?
良いと思います。
「はじめまして」から始まり共に生活するわけですから、それが恋愛に発展することも充分ありえます。
ですが…
実際、シェアハウスで知り合って長続きしたカップルを、あまり見たことがありません。
それってなんでだろう?
シェアハウス歴5年の私が考えてみた理由を書いてみようと思います。
(あくまで個人の意見です。シェアハウスで出会ってうまくいったり結婚されたカップルもたくさんいると思います。)
環境の変化に弱い
同じシェアハウスの住人として出会い、恋愛をするということは、特殊な環境で出会う特殊な関係です。
同じ家に住む者同士、距離が縮まるのが早いというのはメリットかもしれませんが、普通に家の外で知り合って段階を経て親しくなる関係とは明らかに違います。
カップルになってしまえば一見同じかもしれませんが、時間をかけていないぶん、脆い関係になってしまうのではないかと私は思います。
私はこれを友達関係で感じました。
一緒に住んでいるときはものすごく仲が良かったのに、片方が退去してしまうと疎遠になってしまうんです。
器用な性格の人なら、定期的に誘い合って遊びに行ったりできるのかもしれませんが…私はそうではないです。
同じハウスに住んでいる間にカップルになったとしても、片方が退去してしまうと、環境の変化のせいでなかなか会えなくなったり、気持ちが離れてしまうということは、ありがちだと思います。
例えば転職を機に退去したなら、新しい職場での出会いがあるでしょうし、シェアハウスに残った方はまた新しく来た入居者のことが気になり始めるかもしれません。
シェアハウスの住人同士で恋愛するということは、言い方が悪いけれど「近くにいる存在だから好きになってしまう」というところも多少なりあると思うんです。
もちろん当事者は否定するでしょうけど…
退去した途端うまくいかなくなるところを何度か見ていると、そうなんじゃないかなと思わざるをえないです。
でも、きっかけが「身近な存在だったから」というのであっても、長続きすればそれは最高の出会いになりますよね。
そんな出会いがあればいいなーと、私も思います…(遠い目)
ダメなところまですぐ見えてしまう
家の外で知り合い、家の外でデートを重ねるカップルなら、相手の悪いところやダメなところは段階を経て徐々に知ることになります。
でも、好きという気持ちや、こんなダメなところを見せてくれるのは私だけかも〜なんて気持ちで乗り越えることができます。
しかしシェアハウスで知り合ってそのまま付き合い始めると、その時点でほぼ同棲状態。
距離の縮まり方が普通とは違うので、下手をするとほぼ家族のような状態で交際がスタートすることもありえます。
そうなると、恋愛感情が成熟する前にダメな部分や嫌なところに気付いてしまって、関係が破綻してしまうんです(実際にそういうカップルがいました)。
更に、家族のような存在になってしまったがために、その安心感や楽しさを恋愛感情と混同するパターンもあります。
たとえば片方が本当に相手のことが好きで、もう片方がその勘違いパターンだった場合、ことあるごとに感覚がずれていき、いずれ上手くいかなくなります(このパターンも実際にいました)。
安心感や楽しさだけでは、大人の恋愛は成立しません。
いずれ結婚するとしたら、相手のためを思って行動することや、責任を負うことも考えていかなければいけません。
依存や甘えだけで恋愛はできないのです。
そういったことを回避するには、シェアハウス内で仲良くなったとしても、時には冷静になり、一線を越える前によく考えることです。
なぁなぁで流されて良いのは20代前半までかな、と思います。
それでもやっぱり好きだと思えれば、それはきっと最高の出会いに違いないでしょう。
ラッキーそのものです。
まとめ
5年もシェアハウスに住んでいて成功体験のない私がこんな記事を書いても偉そうに聞こえるだけかもしれませんが、実際まわりで起きていたことを基に書かせて頂きました。
そもそも、どんな環境であってもカップルが長続きする割合なんてそんなに高くはないはず…
シェアハウスで出会ってもどうせ長続きしない、と言っているわけではないので、これから住もうという方も希望は捨てないでください。
良い出会いがあれば絶対逃さないよう、頑張るだけですね。
私も適度に頑張ります。笑