シェアハウス生活

シェアハウスを選ぶ理由は安さ?個性?考えてみてほしいこと

投稿日:2018年12月7日 更新日:

 

近年、急激に増えたシェアハウス。

何年か前までは、シェアハウスに住んでいるというとかなり驚かれましたが、最近はあまり大きなリアクションをされなくなってきました。笑
これも物件が増えて身近になってきた証拠ですね。

私は某地方都市でシェアハウスに住んで5年経ちました。
シェアハウスに住むことを選ぶ人の事情は、もちろんみんなそれぞれ違います。
腰を据えて住もうと思って来る人もいれば、一時的な住まいとして考えて来る人もいますし、長く住もうと思って来ても合わなくてすぐ退去していくこともあります。

私はもともと長く住もうと思って県外の田舎から出てきましたし、ここでの生活が思った以上に合っていたので、多少の不便にも慣れてダラダラと住み続けています。

そうして5年経った今、シェアハウスに対して思うことを綴っているわけですが、
この記事では特に今からシェアハウスに住んでみたいと思っている人に向けて、現在のシェアハウス事情や、先に住んでいる者の気持ちを書いてみたいと思います。

ぜひ最後まで読んでみてください!

 

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シェアハウスってそもそもどういうものだったのか

シェアハウスにも様々な形態がありますが、もともと多かったのは、
入居者が少なくて悩んでいる大家さんとシェアハウスの運営会社が組んで、普通の賃貸だとなかなか入居が決まらない物件をリノベージョンまたはリフォームして、シェアハウスとして運営しているものです。

物件自体はアパート・マンションから一軒家まで様々なものがあります。

私が住む物件は築年数はかなりのものと予想される古いアパートで、1階は事務所として使うようなテナント。2階は広々としたリビング付きの1LDK。
3階、4階は各階に2部屋ずつワンルームの住居となっている、ちょっと変わった建物です。

まわりにスーパーやコンビニなどがあり生活には便利ですが、最寄りの駅からは徒歩20分ほどで、正直、自転車などがないとキツいです。
なので普通の賃貸としては正直、苦戦していたものと思われます。
それを内装と水回りをリフォームし、ワンルームに無理やり壁を作り二人部屋にしたりと工夫をし(?)、シェアハウスに生まれ変わったのです。

他の物件は隅々まで見たわけではありませんが、何部屋もあるマンションがまるっとシェアハウスになっている大型のものから、お金持ちの使ってない別宅の一部屋ずつを個室としていたり、一軒家を無理やり区切ってベッドがやっと入るくらいの狭い空間を個室と呼ぶようなものまで、様々な物件があるようです。

以前、管理会社が問題となった物件もありましたね…
そういう訳ありな物件は避けたいものです。

 

私の入居当時、シェアハウスというものは入居者同士の交流も大きな目的とされていて、特に外国人の入居を優遇しているような物件も多かったです。

語学交流や異業種交流などを目的とした、簡単にいうと「意識高い系」の人が住む場所だったように思います。

今でもそういうシェアハウスは多くあります。

シェアハウス自体が乱立するなかで個性をつけるため、

週一の英会話教室付き
起業を目指す人が集まる
料理人を目指す人が集まる
スポーツ好きが集まる
ドッグランがある

などなど、「○○を目指す人」「○○が好きな人」など、こういう人が集まるシェアハウスです!というふうに売り出している物件はたくさんあります。

ですが私が住むハウスは、運営会社がまだ小さいときにつくった物件で、そういった個性がありません。

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しかもなかなか不便な立地で、現在は同じ運営会社でももっと便利な場所にある物件がたくさんあるので、わざわざここを選ぶ人があまりいなくなってしまいました。
よって空き部屋が目立ちます。

かつてこのハウスの個性は…

時間が合えば、共有スペースであるリビングで一緒に食事をしたりテレビを見たり、仲良くなれば一緒に出かけたり、友達のように過ごすことも多かったです。(そんな中で私も親友と出会いましたが、その人は地元に帰ってしまいました。)

なのでとても雰囲気の良いハウスだったと思います。
運営会社も、その親しみやすさを売りにしていました。

そんなハウスのはずなんですが…
最近は入居者自体が少ないのもあって、そういう暖かい雰囲気が薄れてきてしまいました。

ぽつぽつとやって来る入居者も、帰宅するなり部屋にこもったままで、交流する気が全く見受けられません。

こっちが必死になる義務もないので放置していますが、このままだとその個性は完全に失われてしまうことでしょう。(か、悲しい…)

 

 

帰って寝るだけの独房のような場所

都内のシェアハウス物件をネットで眺めていて、驚きました。

一軒家を無理やり壁で区切って、ベッドがほとんどの面積を占めるような狭い空間を「個室」と呼ぶような物件が、あまりにも多いんです。
中にはエアコンが付いていない部屋、エアコンはあるけれど窓がない部屋がいくつもありました。

窓がないって…
独房かよ?
としか思えないですよね…

家賃を見ると、人気のエリアなのに安かったりするわけです。

でも…さすがに…
帰って寝るだけといっても、真夏の東京でエアコンなしは、寝ようにも寝れないですよね。
まさに独房。
入居する人なんているんでしょうか…

一方、最初のトピックに書いたような「意識高い系」の物件は、普通の賃貸と同じかそれ以上の家賃が設定されています。
あまり安く住みたい人向けではないようですね。

そういう感じで、住み分けがされているのかな?という印象でした。

今度、機会があったら両方のタイプの物件を見学しに行ってみたいです。

 

 

先に住んでいる者として…

単純に安さだけが目当てで入居してくる人の気持ちは分かりません。
中には交流なんてしたくないという人もいるのでしょうか…
もしそうだとしたら、とても寂しいことです。

私はシェアハウスに住む以上、住人同士交流して、より住みやすい環境づくりをしていくことが大切だと思っています。

こっちから挨拶しない限り目も合わさず、帰宅するなり自分の部屋に直行して出てこないような、そんな人とは一緒に住みたくありません。

もし入居したハウスがたまたま人間関係が希薄だったとしても、挨拶から初めてみたら意外と和やかな雰囲気になったりするかもしれません。

たとえ自分の部屋が窓もない独房状態だったとしても、リビングなどの共有部分で過ごす時間が気持ちの良いものなら苦にならないかもしれません。

シェアハウスの個性や特色がなんであれ、住んでいる人が意識高い系の人であろうと学生だろうと一介の労働者であろうと、シェアハウスの雰囲気は、住人みんなで作り出していくものだと思います。

 

 

最後に

私が入居した当時と違い、今はひとことでシェアハウスといっても様々な形態のものがあるようで、選ぶのも一苦労かもしれません。

ぜひいくつも内覧に行ってみて、そこに住んでいる方と実際に会う機会をつくってみてください。
(そういう機会を設けてくれる管理会社はかなり信用できると思います。)

これからシェアハウスに住む人が「ここにしてよかった」と思えるような出会いがあるよう、祈っています!

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